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まちづくりチャレンジ協働事業 子どもの発達講演会

 11/22㈮ 18:30~20:30 市民会館中ホールにて講演会が行われ、133名が参加しました。
 講演のテーマは、「家族支援のあり方について」です。講師の日置さんが、お子さんの子育てを通してお医者さんから言われたこと、通園施設や親の会との交流で感じたことなどを分かりやすく話してくれました。

「あなた」と「私」は違うことを前提に尊重し合ってかかわることでお互いの世界が広がると気づいたと話されていたことが印象に残りました。
 
さらに、日置さんが今度は「支援者」側のスクールソーシャルワーカーとして、従事なさった間に出会った、沢山のお子さんやお母さん達との交流の中で気づいたこともお話ししていただきました。障がいを持つお子さんの家庭の中には、経済的な問題や複雑な世帯、そして親自身も精神障がいや発達障がいを抱えていることが多く、そのような環境で生活する子どもの成長の難しさや負の連鎖についても学びました。

子どもの障がいの有無にかかわらず、現代の虐待や貧困、子育ての問題は、親や家庭だけの責任として片づけるべきではなく、社会全体の責任として耳を傾けることが大切だと改めて感じました。
 
講演に参加した人達にはアンケートも書いていただきました。以下、いただいた感想の中から一部を紹介いたします。
「行き場の無い人の居場所作りに関するお話、すばらしい活動だと思いました」
「『困った行動は必ず理由がある』は、とても共感をもちました。
どうしてこんなに頑張らなくてはならないのか?という気持ち、同じく思っていました」
「家族支援といった言葉の意味を考えるきっかけとなりました」
「『支援』ではなく『関わり合い』という言葉。自分自身支援しているだけでなく学ばせてもらっていると感じることも多いです」 
他にも沢山の感想をいただきました。お忙しい中、お越しいただいた参加者の皆様、ありがとうございました。
そして3年に渡って、「当事者」と「支援者」の両方の視点から分かりやすい講演をしていただきました日置 真世さん、本当にありがとうございました。(chika)